前立腺のお悩み
こんなお悩みはございませんか?
- 下腹部に不快感がある
- 尿が出にくい(排尿困難)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
- 残尿感がある
- 尿が漏れる(尿失禁)
- すぐにトイレに行きたくなる(頻尿)
- 就寝中、何度もトイレに行きたくなって起きる
- 高熱(発熱)
- 勃起不全
- 性欲減退
- 肛門部から腰にかけての重圧感
など
このような症状でお悩みでしたら、お気軽に大阪市中央区の山口泌尿器科までご相談ください。
男性で多いお悩みは「前立腺炎」や「前立腺肥大症」です
ライフスタイルの欧米化にともない、前立腺炎が増えています
ライフスタイルの欧米化にともない、日本人は椅子に座ることが多くなりました。
椅子に座るとお尻を圧迫してしまうため、循環障害が生じて、前立腺炎を引き起こしてしまう場合があります。
また、長時間のデスクワークをされている方や、長時間、お車・バイク・自転車に乗られる方も、注意が必要です。
さらに最近では、若い方を中心に、入浴することが少なくなりました。
シャワーだけで済ませてしまうと、夏場などの気温が高い時期はいいのですが、冬場などの寒い時期には、お尻だけが冷えてしまい、前立腺炎の原因となることがあります。
このように、普段のライフスタイルが大きく影響することから、前立腺炎を改善するためには、処方された薬剤をきちんと服用するのはもちろんのこと、生活習慣の改善が重要となります。
日本人は欧米人よりも、前立腺肥大症になりやすいといわれています
現在、前立腺肥大症でお悩みの方は、泌尿器科を受診していない潜在的な患者様も含めて、600万人程度いるとされています。
日本人は欧米人と比べて、前立腺肥大症になりやすいといわれていて、さらに脂肪分の多い食事が原因の1つと考えられていることから、今後、まずます患者数は増加することが予想されます。
前立腺肥大症が発症すると、「頻尿」「急に尿意をもよおし、我慢できなくなる」「尿が我慢できず、漏らしてしまう」など、普段の生活に支障をきたすようになることがあります。
前立腺炎とは?
前立腺炎は大きく「急性」と「慢性」に分けられます
前立腺炎は、大きく「急性」と「慢性」に分けられます。
急性前立腺炎は、膀胱から尿道にかけての出口部分にある、前立腺に細菌が侵入して、炎症を起こしている状態です。
慢性前立腺炎は、あまり一般的な疾患ではありませんが、長時間、デスクワークをされている方や、長時間、お車・バイク・自転車に乗られる方などに多くみられます。
前立腺が大きくなって、尿が出にくくなる「前立腺肥大症」とよく間違われますが、発症年齢が大きく違い、青壮年期に多くみられます(女性にはありません)。
急性前立腺炎の症状
- 高熱(発熱)
- 尿が出にくい(排尿困難)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
- 残尿感
- すぐにトイレに行きたくなる(頻尿)
など
慢性前立腺炎の症状
- 下腹部の不快感
- 尿が出にくい(排尿困難)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
- 勃起不全
- 性欲減退
- 肛門部から腰にかけての重圧感
など
前立腺炎の原因
急性前立腺炎の原因
虫歯・水虫の感染や、遠隔病巣からの血行感染と、尿道口からの雑菌による逆行性感染があります。
いずれにしても、骨盤内臓器の循環不全が大きな原因となり、デスクワークやお車・バイク・自転車の運転などで、長時間の臀部の圧迫や、アルコールなどがリスクファクターとなります。
慢性前立腺炎の原因
前立腺の炎症が慢性に続いている状態で、長時間のデスクワーク、お車・バイク・自転車の運転などによる、前立腺への刺激が大きな要因となります。
また、疲労、ストレス、アルコール、臀部の冷えなども悪影響をおよぼします。
前立腺炎の治療
生活習慣の改善が重要です
急性前立腺炎の場合、抗菌薬の点滴や内服薬で治療します。
慢性前立腺炎の場合、治療方法は多岐にわたり、改善するまでに数ヶ月程度かかることもあります。
しかし前立腺炎は、長時間のデスクワークや、お車・バイク・自転車の運転など、普段のライフスタイルが大きく影響します。
そのため、前立腺炎を改善するためには、処方された薬剤をきちんと服用するのはもちろんのこと、生活習慣の改善が重要となります。
患者様にいつもお伝えするのですが、前立腺炎に対しては、「治療で治す」というよりも、「生活習慣を改善して良くする」という感覚を持つことが大切です。
生活習慣に問題があると、どなたでも発症する可能性がありますし、一度良くなっても、再発する恐れがあるということです。
なので、次のような生活習慣を心がけて、前立腺炎の改善をはかるようにしましょう。
- 虫歯、外傷、便秘などがあれば、適切な治療を受けて治しましょう
- 長めの入浴を心がけて、全身(特に臀部)の血行循環を良くしましょう
- デスクワーク、お車・バイク・自転車の運転などで、長時間、臀部を圧迫するのは避けましょう
- アルコール(特に日本酒)は避けましょう
- 大便後、肛門まわりをよくマッサージしましょう
- 無意味な性的刺激は避けましょう(雑誌やビデオなど)
ネオコントロール(骨盤底筋治療システム)
ネオコントロールは本来、女性を対象とした治療機器ですが、男性の慢性前立腺炎にも効果が期待できるとされていますので、ご希望の方は、一度当院までご相談ください。
「ネオコントロール」について詳しくはこちら(リンク→「ネオコントロール(骨盤底筋治療システム)」)
前立腺肥大症とは?
前立腺が肥大することで排尿障害が生じます
前立腺肥大症とは、膀胱から尿道にかけての出口部分にある、前立腺が肥大する病気です。
前立腺が肥大することで、尿道が圧迫されて、様々な排尿障害が生じます。
はっきりとした原因はわかっていませんが、加齢にともなうホルモンバランスの変化が影響していると考えられています。
前立腺肥大症の症状
前立腺肥大症の症状は様々ですが、主な症状として、次のようなものが挙げられます。
排尿障害を放っておくと、膀胱に残る尿の量が増加して、腎不全の原因となる場合がありますので。
症状がある時にはそのままにせずに、お早めに当院までご相談ください。
- 尿が出にくい(排尿困難)
- 残尿感がある
- すぐにトイレに行きたくなる(頻尿)
- 就寝中、何度もトイレに行きたくなって起きる
- 急に尿意をもよおし、我慢できなくなる
- 尿が我慢できず、漏らしてしまう
など
前立腺肥大症の治療
以前は、手術によって前立腺を切除する治療が主流でしたが、今では薬剤で効果的に改善することが可能になっています。
前立腺肥大症を患っている患者様のほとんどが、薬物療法で症状を改善されています。
改善するまでに、短くても半年程度、薬剤の服用が必要となりますが、副作用の心配はほとんどありませんので、ご安心ください。