腎臓のお悩み
こんなお悩みはございませんか?
- 片方の腰が痛い
- 背中が痛い(腰に近い部分)
- 左右片方の腰から側腹部にかけて、痛みがある
- 尿が赤い(血尿)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
- 残尿感がある
- 高熱(発熱)
- 吐き気や嘔吐
- 腹部に痛みがある
- 腹部にしこりがある
など
このような症状でお悩みでしたら、お気軽に大阪市中央区の山口泌尿器科までご相談ください。
主な腎臓の病気
尿路結石
結石とは、腎臓などでできる、分泌液が石のように固まったものをいいます。
結石ができる場所によって、「腎結石」「尿管結石」「膀胱行結石」「尿道結石」と名称が変わります。
腎臓、尿管、膀胱、尿道という尿路に結石ができることから、これらはまとめて「尿路結石」とも呼ばれます。
結石が腎臓にある間は、ほとんど症状はありません。
しかし、尿管へ移動すると、激しい痛みをともなうようになります。
女性よりも男性に多くみられ、再発率が高いのが特徴です。
尿路結石の原因
結石ができる大きな原因として、食べ過ぎや、栄養バランスが偏った食事(高脂肪・高タンパクな食事、野菜や海草の不足など)といった食生活の乱れが挙げられます。
そのため、結石を予防するためには、食生活の改善のほか、小まめな水分補給、ダイエットなどが重要となります。
尿路結石の症状
結石ができる場所によって、症状が異なります。
腎臓にある場合は、ほとんど痛みなどの症状は現れませんが、尿管や膀胱などにできると、腰から背中にかけての激しい痛みなどが現れます。
- 血尿
- 背中から腰にかけての激しい痛み
- 左右片方の腰から側腹部にかけての激しい痛み
- すぐにトイレに行きたくなる(頻尿)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
など
尿路結石の治療
結石の大きさが7~8mm程度であれば、通常、自然排石が可能です。
そのため、水分の摂取量を増やしたり、点滴を行ったりして、結石を体外に排出します。
結石が大きい場合には、体外衝撃波結石破砕(ESWL)で結石を細かく砕いて排石したり、内視鏡を使って摘出したりするなどの治療を行います。
腎盂腎炎
腎盂腎炎とは、腎盂(腎臓内の尿が溜まるところ)内で細菌が繁殖することで、腎臓で炎症が起こることをいいます。
急性と慢性に分けられ、それぞれで現れる症状は異なります。
外尿道口と肛門が近い女性に多くみられます。
腎盂腎炎の原因
腎盂腎炎は急性と慢性に分けられ、急性腎盂炎の主な原因は、大腸菌の感染です。
そのほか、緑膿菌や腸菌の感染が原因となることもあります。
細菌の感染経路で最も多いのは、外部から尿道をさかのぼる上行性感染で、尿道炎、前立腺肥大症、尿路結石などがあると、これが起こりやすくなります。
急性腎盂腎炎が慢性化し、再発を繰り返したり、無症状で長期間経過したりしたものを、慢性腎盂炎といいます。
腎盂腎炎の症状
急性と慢性で、現れる症状は異なります。
急性腎盂腎炎の症状
- 高熱(発熱:38℃以上の場合が多い)
- 寒気
- 血尿
- すぐにトイレに行きたくなる(頻尿)
- 排尿時に痛みがある(排尿痛)
- 腎臓の痛み
- 腰の痛み(ほとんどの場合、片側)
- 吐き気や嘔吐
- 全身のだるさ
など
慢性腎盂腎炎の症状
- 全身のだるさや頭痛などの不定愁訴
- 食欲不振
- 吐き気や嘔吐
- 発熱
- 腰から背中にかけての痛み
※無症状の場合もあります
腎盂腎炎の治療
腎盂腎炎では、抗生物質や抗菌薬などにより、薬物療法が基本となります。
急性腎盂腎炎の場合、1~2週間で治せる場合もありますが、慢性腎盂腎炎になると、腎不全を引き起こる恐れもあるため、早期発見・早期治療が重要となります。
腎臓がん
悪性の腎腫瘍のことを、腎臓がん(腎がん・腎細胞がん)といいます。
初期にはほとんど症状が現れませんが、がんが大きくなると、血尿、腹部の痛み、腹部のしこりなどの症状が現れます。
腎臓がんの原因
腎臓がんの3大リスクファクターとして、「肥満」「高血圧」「喫煙」が挙げられます。
喫煙は他のがんのリスクも高めますが、特に腎臓がんに影響を与えるとされています。
喫煙者と非喫煙者を比べた場合、2倍以上リスクが高くなるといわれています。
また、肥満も注意が必要で、肥満傾向にある方と、そうでない方を比べると、腎がんの発生率が4倍程度違うとされています。
そのため、腎がんを予防するためには、生活習慣の改善により、肥満、高血圧、喫煙といったリスクファクターを取り除くことが大切です。
高度な超音波検査技術で小さな異変も見逃しません
正確な診断で早期発見・早期治療に努めます
腎臓のお悩みに対しては、まずはエコー検査を実施して、「なぜ症状が起きているのか?」「腎臓に結石がないか?」「腫れや腫瘍はないか?」など、詳細に観察して正確に診断します。
エコー検査を行ったところ、腎臓がんが見つかったというケースもあります。
「腰から背中にかけて痛みがある」という場合でも、様々な原因疾患が考えられますでの、その原因を追究して明らかにすることが、一番重要となります。
ちょっとした症状の奥に、重篤な疾患が隠れている場合もありますので、気になることがありましたら、安易に自己判断せずに、専門家の診断を受けるようにしましょう。
当院の院長は、尿路系超音波診断を得意としていて、豊富な経験・実績、高度な超音波検査技術を有しています。
小さな異変も見逃さず、正確に診断して、病気の早期発見・早期治療に努めます。